イルカと少年とは?

子どもはどこで犯罪にあっているか?犯罪空間の実情・要因・対策
価格: 1,995円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3
決して面白い本ではないが、興味深い。子どもを狙った犯罪が増えている原因は昨今いろいろ語られ、それは神戸の酒鬼原事件でピークになり「無機質な新興住宅街」みたいな分析が行われた。そう言われると「そうかもなあ」と思えるのだが、どうも漠然としていた。

この本で明確になったのは、周囲からの目線が届かない空間が、街のど真ん中にすらこんなにも存在するのだ、という点である。そう考えると、「犯罪を助長する一因を浮かび上がらせた」ということになるのだろうが、体系的に分析した最初の文献として貴重である。また少なくとも、今後この視点に立つことによってわが子を守ってやれる、そんな気がする。




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